#デマを許さない社会に Twitterデモをしましょう!
先日ブログにも詳しく書きましたが、私の本「#KuToo:靴から考える本気のフェミニズム」が著作権侵害をしているとして裁判が行われています。一審判決では、原告の請求は全て棄却されました。
今日はTwitterデモのお誘いです。
目次
判決が出てもなお繰り返されるデマの拡散
判決が出た後もこの裁判をめぐってたくさんのデマが拡散されています。
このようなYouTube動画を見ろと私のブログにコメントが入りました。(再生回数を伸ばしたくないため、リンクは貼りません。)
この動画では、私について色々と話していて、その中で先日の裁判の判決についても語られています。
しかし、このスクショに映っている部分の「ちなみに、この裁判の争点となる、リプライしているように見せる編集については触れられておりませんでした」というのは嘘です。
当然判決文にも書かれています。25頁です。
本件書籍が対象とする他者のツイートが被告石川へのリプライに限定していると解することはできず、被告石川が、本件批評において、意図的に被告石川に対するリプライとして本件ツイートがされたかのような体裁を作出したとも解することはできない。
したがって、被告石川が、意図的に、本件ツイートが被告石川に対する直接の返信であると理解されるように本件書籍に掲載したとの原告主張は採用し得ない。
判決文25頁 http://www.gendaishokan.co.jp/goods/goodsimg/1052.pdf
このYouTube動画は、12万回再生されています。このようなでデマを言いふらしているのは、このYouTubeだけではありません。
Twitterでも、とても判決文を読んだとは思えないような人たちが適当なことを言いふらしていて、デマの訂正に追いついていません。
数で圧倒的に負けています。
判決は、原告の請求はひとつも通りませんでした。全て棄却されました。
しかし、その事実すらねじ曲げられつつあります。司法に基づいて出た判決が、ネット上のデマにかき消されようとしています。
ずっとされ続けてきたデマの拡散・歴史の捏造
皆さんは、この事態をどう考えますか?
私は、2年前からずっとこのようなデマに苦しめられてきました。
フェミニストを名乗り女性差別をなくす活動を始めてからです。それまでも芸能活動をしていてフォロワーはある程度いましたし、ネット上で知らない人から嫌なことを言われることも多々ありました。
しかし、「女性差別がある」と言い始めてから、明らかに嫌がらせの質が変わりました。デマを流されるようになったのです。
石川優実は活動のために集めた寄付金をエステやパチンコに使った詐欺師だ、他人の会社規定を自分の会社のもののように載せた嘘つきだ、岡村隆史さんの降板署名を始めた、などのデマをずっと広められています。
これは私個人の問題でしょうか?
私はそうは思いません。「慰安婦」被害者は存在しなかったなどというデマ・関東大震災での朝鮮人が井戸に毒を入れたというデマ・仁藤夢乃さんが中学の時、いじめの首謀者であったというデマ・あいちトリエンナーレの作品ではないものが作品だというデマ、ジェンダーフリーは男女が一緒に着替えることを推進する危ない思想だというデマ・トランスジェンダー女性に関する怪文書・ヘルパーの不正受給をしているというデマを流され続けている伊是名夏子さん・大統領選の際に児童買春に加わっているとデマを流され、拠点とされたピザ屋が襲撃されるまでに至ったヒラリー・クリントン・・・
いつもデマを流され印象操作をされるのは社会的マイノリティであったり、反差別の運動をしている側です。これは偶然ですか?
これまでずっと社会的な問題を「個人の問題だ」とされてきて苦しんできた女性の存在を知っているのに、私がデマを拡散されることは私個人の問題と決めつけられるのはなんなんでしょうか。
フェミニズム運動における有名なスローガン「個人的なことは政治的なこと」、それが適用されないのですか?なぜ?
今までデマで黙らされたり印象操作されてきた人がどれだけいるのか考えて欲しいのです。その属性は、その人たちは、一体どういう人たちだったのか、
それによって日本がどれだけ遅れてきたか、思い出して欲しい。
そして、今私に起こっていることは、判決文という事実が非常にわかりやすいものでデマを否定できるんです。
判決すら嘘でかき消される、ここまできたらどれだけこれまでのフェミニストがそういうことをされてきたのか、何も知らない人たちに訴えることができるチャンスなんじゃないでしょうか?
何も知らない人が聞いてもこんなわかりやすいデマはないと思います。だって判決があるのにかき消そうとしてるんですよ?
こんな事実がわかりやすく、判決文として出たことに対するデマすら潰せないのなら、どうやって歴史修正に対抗して行くというのでしょうか?
どうやってこれまでずっとされてきた、フェミニストや女性への印象操作に対抗していくのでしょうか?
なんで多くの人がフェミニストを名乗りたくないか、聞いたことがありますか?
フェミニストになんとなく悪い印象を持っている人が圧倒的多数だからです。 「なんとなく」です。なのでその圧倒的多数の人からどう思われるか不安だからです。
でも、それは本当に「なんとなく」でしかないんです。なんとなくネットでそんな情報を何回も何回も見かけた。なんとなくネットで石川優実が訴えられて悪いことしたんだっていうような記事を繰り返し繰り返し見た・・・そうやってなんとなくネット上で作られています、実際の世界の世論が。
単純に数で作られていく世論や印象
私もかつてそういう層だったのでわかります。
そして、それを利用してずっと印象操作をしているのは自民党支持者が圧倒的多数です。いわゆる無関心層に向けたアプローチ。
そこにいる人たちはネットで繰り返し見た情報を信じます。事実は自分で掴みにいかなければ触れられないからです。
だから、事実も同じだけ繰り返し繰り返し見せていくしかないと思います。デマよりも事実の数が上回った時、人はきっとどちらが正しいのか、どちらが事実なのか、自分の頭で考えることができるようになるはずです。
事実の数をネット上に増やすにはどうしたらいいのか?拡散するだけです。デマを広めたい人がやっていることと同じだけ、拡散すればいいんです。
これをデマを広める人と同じ行為をしていると騙されないでください。私たちが広めようとしているのは事実です。何も考えずに適当に拡散するデマではありません。
こういう印象操作やデマを広められる行為がきちんと問題視されるようになれば、きっともっとフェミニストは増えると私は思います。
堂々と「私は女性の権利のために活動します」と表明した行動する人が増える。
増えれば絶対に社会はもっと急速に変わっていく。
私は死ぬまでにジェンダー平等達成したいんです。そんなの無理だからと言って、はじめからゆっくりでいいなんてまったく思わない。
#デマを許さない社会に Twitterデモを開催します
本日6月17日(木)から1週間 20〜22時くらい、までTwitterデモをします。 ハッシュタグは #デマを許さない社会に
これはお願いじゃありません。一緒に闘いませんか?というお誘いです。
よかったらこのデマを修正したツイートに引用RTでハッシュタグをつけてください。
私のツイートも嬉しいですが、これまでデマを流されてきた人のものでもいいと思います。
あなたがきちんと訂正したいデマにハッシュタグをつけて投稿してください。投稿が難しければリツイートだけでも。
嫌がらせが怖い人は専用のアカウントを作っても良いかもしれません。複数アカウントを持つことは何も悪いことではありません。
複数アカウントを持って嫌がらせをすることがいけないことなだけです。
1日1分、一緒にデマを事実でひっくり返せるか、挑戦してみませんか?
これは私のためではありません。 これまでたくさんの捻じ曲げられてきた事実を取り返すためです。
これから先の未来にデマを生まないために。 私への応援ではなく、デマを許容している社会に対しての抗議として一緒に事実を広めてください。
闘いましょう、そんなにむずかしいことではありません。
一緒に闘う気がない人は参加しないでください。私は助けを求めているわけではありません。
デマを許容する社会のままでいいのか、それはダメだと思うのか。判決文だって、ネット上で適当なこと言い続けていれば嘘が本当になって歴史には残っていく。それでいいのか。それだけです。
これは私個人の問題ですか?しかし、多くの私を貶めようとしている人は私のことを「石川優実」ではなく「フェミニストの石川優実」がやったこととして広めます。もしこのデマが訂正されないならば、今後の日本の歴史では「フェミニストはこうやって悪いことをするんだ」という印象操作に使われるでしょう。
「参加してやったのに!」とかあとから言う人は絶対参加しないでください。繰り返しますが、これはお願いじゃなくてお誘いです。この問題を自分の問題だと思う人は参加してください、一緒に闘いましょう、デマを許さない社会を作るには、傍観者が黙っていては変わらないんです。
なんで日本の歴史修正に対して問題だと言いながら、目の前にあるデマを無視するのか全然わからないのです。
私は #KuToo 運動を始めた時からずっと言ってるのでもう2年間くらい同じことを言い続けています。これはデマです、と。
いつもいつも私のツイートをリツイートしろ、とかそういう話ではありません。私に構ってくれという話でも全然ない。
私の思想に賛同しろ、という話でもない。考え方や意見の話、ではないんです。「デマを放置する、拡散することに加担しないで」という話です。デマと事実、どちらをとるかに思想や私の人格は関係ありますか?
いい加減私を「応援する人」ではなく「自分もこの問題を問題だと思って何とかしたいと思ってる人」だと認識して欲しいです。
私は自分のためにこうやって闘ってるんじゃないんです。この社会のためなんです。
つまりあなた方は、「応援してるね」、というような声をかける立場ではなくてあなた自身の問題でもあるんです。
石川の生活を快適にしよう活動を私はしているわけではなし、応援者や支持者、賛同者を集めているんじゃないんです。
私は皆さんと同じ、この社会に生きている一人の人間です。この問題を問題だと思うなら、あなたも何かしよう。するべきだ。
私は皆さんの生贄でもなんでもない。この2年間、私一人が誹謗中傷に遭いデマを流され続けている状況を見たことがあるのに一回もリツイートもしない、一言も何も言わなかった人がみんな一度でもデマに対しての事実をリツイートしていたら、デマは許されなかったかもしれない。
匿名でもできることはあるはずです。私が求めているのは事実を一回リツイートすること、それだけです。
嫌がらせされるのが怖いですか?すごくよくわかります。実際にされているので私は。私も怖いです。でも誰もやらないからやるしかなくてやってます。
「自分は嫌がらせされるのが怖いから何もしない、でも石川さんは頑張って、応援してる。」
私のこと、なんだと思っていますか?応援が一方的に行われるような関係性ではないはずです、私はアイドルか何かではないです。一人の人間です。
私だって皆さんのこと応援してるよ!応援してるって言えば嫌なこと引き受けてくれるの?
この裁判について、多くの方が取り上げてくださっています。それは、この問題が私だけの問題ではないからだと思っています。
代理人をしてくださっている太田啓子弁護士
同じく代理人の神原元弁護士
当日判決を実際に聞いて記事も書いてくださったBusiness insider Japanの竹下郁子さん
記事はこちら#KuToo ツイート引用の著作権訴訟、出版差し止め及び賠償請求退ける【東京地裁】
一緒に闘いましょう。絶対に変えられることがあるはずです。