my hair my choice!

【毛よ、久しぶり】

いつから毛を剃るようになったのかな。

いつから「女は毛を剃らなければいけない」と思うようになったのかなぁ。

こんなに長い間毛の処理をしないなんて、多分中学生ぶりくらい。そのころにはもう、私の中にそういう刷り込みができていたということだ。
私の中で勝手に作られた価値観ではない。様々なものを見、聞き、感じた結果そうなったのだ。
そして、同じように感じる女性は多いらしい。私の周りの女性は、みんな毛を剃ったり脱毛していた。剃って血を流したり、たくさんのお金をかけていた。

久しぶりに再会した私の毛たちは、なんだか可愛く思えてくる。ふわふわふさふさ。あってもいいんじゃないかなぁ。
なんで「汚い」って思ってたんだろう。頭にある毛は汚くないのに、なんで足とか脇に生えてる毛は汚く思えるんだろう。不思議な話だ。

剃りたい時は剃って、剃りたくない時は剃らない自由がほしい。
また剃るかもしれないし、今度は脱毛するかもしれないし、しないかもしれない。

こういう投稿をすると、「じゃあ眉毛も鼻毛も伸ばせよ」とかコメントする人がいるんですけどね。

「いつ、どこの毛を剃るのか剃らないのかは私が決めることであって、他人に指図されるものではない」

そういう話をしてるんです。
なんでかって?
私の身体だからです。
私の毛だからです。
私だけが決めることができるんです。

なんでわざわざ表明するのかって?

問題提起だからです。今確実にある「女性は毛を処理するべきだ」、という社会通念への問題提起だからです。
私が心の中で言ってるだけじゃ何も変わらないでしょう。
口に出し共有されたとき、はじめて個人的なことが社会的な問題だと気が付く。
そんな例はこれまでにも、特にフェミニズムではたくさんあったはずです。

セクハラも、#MeTooも、家事育児も、#KuTooも、DVも。
多くの人が「自分だけの問題だ」と思わされてきたことが本当は社会の構造の問題だった。
そんなことがたくさんたくさんあります。

そもそも、表明するもしないも私の自由。なんでって言われても、私がそれに意義があると思っているから表明しているんです。
私の勝手です。
それだって、私だけが決めることができるんです。

私は、つるつるにしている人を否定しないよ。
だから、ふさふさにしてる人も否定しないでよね。
生えててもいちいちごちゃごちゃ言いに来ないでよね。
私の勝手でしょ。

私も、あなたも、自分にとって心地の良い方を。

my hair my choice!

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