#さよならTwitter、#ありがとうLUSH

LUSHのこのような動きを見て、私もTwitterアカウントを停止することにしました。

世界48の国と地域で11月26日(金)から一斉にFacebookやInstagramなどのSNSアカウントからサインアウトします

一部のSNSには深刻な弊害があるという証拠が続々と出てきている中、ラッシュはこの状況に対して早急に対処することが必要であると考えており、他の誰かがこの問題に関して警鐘を鳴らすのを待つのではなく、ラッシュ自らの行動を変えることで、この問題に対処したいと考えています。
※ 日本でサインアウトの対象となるプラットフォームは、Facebook、Instagram、TikTokの3つです。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000495.000006160.html

11年ほどTwitterを使っています。
DVDが発売される時も、初めて映画に出た時も、#MeTooを知ったのも#MeTooをしたのも、フェミニズムを知ったのもフェミニストの皆さんと繋がれたのも、#KuTooを始めたのもTwitterでした。

仕事として使うのが当たり前に過ごしてきました。

私がTwitterを使っていた目的はいくつかありました。

一つは、トークイベントやシンポジウム・講演会など自分の活動の情報を皆さんにお届けすること。
もう一つは、Twitter上にある、でも非常に見つかりづらい女性への嫌悪を可視化させること。

私は18歳の頃に初めて2ちゃんねるの自分の掲示板を見て、とてもショックだったことを覚えています。
こんな空間が存在していいんだ、とびっくりしました。しかし、それは見に行かなければよかった。
しかし今はそれがTwitterにそのまま移行してきて、当時は本人にいうことはなかった言葉が気軽にぶつけられるようになりました。

Twitterの仕様上、誰かがいじめに遭っているのを見つけづらいと思います。TLを見ているだけだと、ツイートについたリプライや引用RTは目に入りません。これは黙っていてはダメだと思い、引用RTで皆さんにこんなことが起こっていますと伝えてきました。この3年間、それをしてきました。そしてもう、十分かなと思います。自分がやれることはやったと思います。

フェミニストの皆さんや、もやもやしつつも何が原因か分からずに苦しんでいる過去の自分のような人にツイートや活動が届くといいなと思っていました。ですが、それよりも全ての発言が切り取られ曲解されることの方が多く、もはや正しく伝わらないと思います。私の影響力(フォロワーでしょうか)を理由に品行方正を求めてくるフェミニストの方もいましたが、私にある影響力というのは嫌がらせが集中する影響力であって、正しくそのまま届けられる影響力はありません。私のフォロワーの数だけを見て、その中身を全く考えていないと思います。多くのフォロワーが私を監視し何か失言をしないか常に待っています。そんな影響力を理由に自分が自分のしたい振る舞いをできなくなるのは果たして正解なのでしょうか。

LUSHの今回のアクションを見て、自分自身も反省しました。
Twitter内のヘイト・女性差別を許さないと言いながらTwitterを使い続けてきた自分を。
自分も含め、たくさんの女性がこれまでアカウントを削除せざるを得なくさせられたり鍵アカウントにしたり、様々な誹謗中傷を受け続けているのを見てきたのに、私はTwitterという存在を許し続けてきてしまったことを。

本来であれば誰かがTwitterを去るときに、自分もやめるべきだったと思います。リベラル人権派おじさんがセクハラやミソジニー発言を繰り返してるのに「あの人はいい人だから・・・」と言って許してしまう感じ?違うか?

ここ数年、私はTwitterがなくなればいいのにと思いながら生活していました。しかし、みんながTwitterにいるからTwitterでないと活動を届けられないと思っていました。
でも、こんなヘイトに塗れた空間を放置しているTwitterで皆さんに何かを届ける意味はあるのだろうかと今思います。
なので、私はTwitterアカウントを停止することに決めました。

前回のブログでも書いたように、SNSを安全に使う権利が全ての人にはあると思っています。なので、嫌がらせが止まらないからやめるのは自分の死にたい気持ちを増幅させるものだったので難しかったです。
しかし、様々な憎悪の溢れる場所を抗議の意味を込めて捨てるという行為は、私にとってまた一つのアクティビズムです。希望を持ってやめることができます。

このような機会をくれたLUSHにとても感謝します。
LUSHは今回の決定により13億の損失が見込まれるそうです。なので早速昨日応援の意味を込めてお買い物をしてきました。

シャンプーバーと石鹸を買いました。シャンプーバーは三回目のリピート、容器が必要なくさっぱりしてとてもおすすめです。

これから活動は、Instagramやこのブログ、そしてLINEの公式アカウントでお伝えしていきたいと思います。
Instagramアカウントはこちら@ishikawa_yumi.official

LINEのお友達登録はこちらから https://lin.ee/zw31RA9
みなさんから私にメッセージを送ろうとしなければ、皆さんのLINEアカウントが私に伝わることはありません。

「エトセトラVol.4 女性運動とバックラッシュ」の取材をしているとき、ウーマンリブの時代にネットもないのに長野で行われたリブ合宿に300人集まったと聞きびっくりしたことを覚えています。
SNSはすごく便利です。でも、そのSNSがここまでの危険を放置している以上、そうじゃない繋がり方を私は探していきたいし、きっと可能だと思います。

Twitterで繋がってくださった皆様、ありがとうございました。誹謗中傷の裁判は続いていきますし、進捗具合や寄付していただいた費用の使い道など全て終わりましたら先ほどお知らせしたInstagramやこちらのブログ、LINEの公式アカウントでご報告いたします。(現在5ちゃんねるの情報開示が1件成功しました。Twitterをあと3件お願いしています。)

仕事のお問い合わせはこのHPのお問い合わせからどうぞ。(お問い合わせと記事へのコメントはIPアドレスがこちらに知らされますのでご了承ください。)

Twitterを続けられる皆さんは、もしデマを見つけた場合は訂正などしていただけたらとても助かります。私はもう自分で訂正するのは疲れてしまいました。

一緒に連帯できる人はぜひしましょう。みんなでやれば怖くないような気がしています。

#さよならTwitter、#ありがとうLUSH” に対して1件のコメントがあります。

  1. より:

    初めてコメントします。
    電車の中で読み、涙を堪えています。
    優実さんの、希望を持ってやめることができます、という言葉に救われるような気持ちがしながら、そうは言ってもとても苦しいのではないかと感じました。
    読む相手を思って、言葉を選んで、辛い時でも他の人を励ますことのできるあなたのことを尊敬します。いつも自分も人も大切にしたいという誠実な気持ちがまっすぐに伝わってきます。そんなあなたを傷つける人がいることが辛いです。あなたの行動に心から連帯します。そして、想っています。今あなたがいることにありがとうと伝えたいです。優実さんの存在はとてもとても尊いです。これからも闘いはありますが、穏やかな日が多くありますように。

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