みんな自分語りをすればいいー私のことを語ることから始まるフェミニズムー
2月突入しましたね〜。今月もよろしくお願いいたします
友達の家で美味しいクロワッサンを朝食でいただいてから、感動して自分でも買うようになりました🥐こんなに美味しいんだね~噛んだ時のバターのジュワーっという感じがたまらないです。写真のクロワッサン、今見返すだけでも幸せ。
男から一方的に聞かされる自分語りに疲れ果てた
さて、エッセイって、皆さんどんな印象をお持ちですか?
私はこの秋に、初めてのエッセイを書きました。
https://ishikawayumi.jp/moukuki/
エッセイ。
出したいなぁ、と思っていたのですが、いざ自分が出せることになると少し不安になりました。
「誰が私の自分語りを読みたいのだろうか・・・?」と。
お酒を飲んで次の日に後悔することと似ているような気がします。
「昨日私ばっか喋りすぎたかな・・・?」って。
私は、「私について語る」ということにかなり慎重になっていたというか、自分のことばっかり語らないように気をつけないと、という意識が強くあったように思えます。
そして、一方的に自分のことばっか話してる男がマジでだいっきらい。笑
聞いてもないことを延々とペラペラペラペラ話し続けている男っているよね。女はあんまりそういう人に会ったことがないんですよ。
しかもこっちは全力で嫌な顔して反応とかも「あー」「はー」「そうですねー」とかしか言っていないのに、全くやめる気配なし。こっちの反応どうでもいいんだったら一人でやってくんない?と思う。
これも結局ジェンダー規範というか、「女は聞く側」というケアを求められた結果なのかなって思うんです。一人で飲みに行ったのに、近くにいる同じく一人で飲んでいる男性から一方的に話を聞かされたことは一度や二度じゃない。
人の話を(しかも全然知らない人)「うんうん」って聞かされることって、全然楽なことじゃないですよ。苦痛で仕方ない。私はどうしても一方的に話を聞いてもらいたいときはガールズバーに行く。
友達なら別だけどさ。でも、一方的にしか話さないような友達なんていないしそういう人とは友達にはならない。
(こんなことわざわざ書くのもめんどくさいですが、「全ての男がそうだ」なんて一言も言ってないですからね。自分がそういう男でないのなら堂々としていてください、あなたのことを話していないので。)
エッセイという自分語り
で、何が言いたいかというと、女性って「自分語りをすること」もさせないようにされてきたのかなって。
でも、以前「私たちにはことばが必要だ」の翻訳者のすんみさんにインタビューした時に、「私たち一人一人が自分の経験を語り出すことからフェミニズムは始まる」とおっしゃっていたんですよね。
すんみ:イ・ミンギョンにとってフェミニズムとは「物語」だそうです。誰かが紡ぎあげた物語は、違う誰かが生きるための足場になる。そして誰かが作った足場の上で生きた人が、自分の物語でまた新しい足場を作る。その足場がまだ誰かを助けるのです。だから自分の話をすることからフェミニズムが始まるんだと、イ・ミンギョンさんはいっていました。
あなたはセクシストか、それともフェミニストか/『私たちにはことばが必要だ』訳者に訊く
自分語りをさせないような空気、自分語りばかりしてしまう女はみっともないというような空気を作り出して、自分の経験を語ることを妨げ、女性たちの経験が共有されることなくそこにあるかもしれない女性差別がそのまま残ってしまう・・・そんなことになっているのではないか、と思いました。
なので、自分がエッセイ本を書くときは思う存分自分語りをしてみました。
知り合いがこんなフェミニズムのエッセイサイトを開設したみたいです。いろんな方のお話が見れて面白いです。
すぐに何か問題解決したり、何か知識を得られたり、そういった類のものではないかもしれないけど、ただ読みたい。
ただ他の女性のライフスタイル・大切にしているもの・経験、そう言ったものを読みたい。そんな気持ちになりました。
私は自分のオンラインサロンの人たち向けに週2,3回、朝コラムを書いているのですが、そのコラムもそんな感じで書いています。し、ジャーナリング効果というか、自分の心の整理にもなりとても良いと思います。
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オンラインサロンの詳細はこちらからどうぞ!月額500円で円で以下の特典があります。
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そういえば、まだフェミニズムについて全く何も知らない頃、壇蜜さんの「壇蜜日記」というシリーズの本を愛読していました。
ただの短い壇蜜さんの毎日の日記なんですが、すごく読むのが楽しかった。
もし、皆さんの中で「自分の話なんて・・・」という謙遜でブログを書くことを躊躇している方がいたら、ぜひなんでもいいので書いて欲しいと思うんです。
私もたまに寄稿やグラビア写真を掲載させてもらったり、何かとお世話になっているフェミニズム雑誌「シモーヌ」。
シモーヌ(Les Simones)VOL.5 posted with カエレバAmazon
最新号の特集は『「私」と日記:生の記録を読む』
私はFacebookとかブログとか、とにかく自分の今の気持ちの記録を残しておく、ということを心がけています。
だって、100年後とかにそれがこうやって何かしらの資料として使われる可能性めちゃくちゃあると思うんですよ。
今よりも絶対にもっと日本もジェンダー平等が進んでいくわけですよね?そうなった時、当時の女性たちがどう思っていたのか、みたいな日記ってものすごく貴重な資料なんじゃないの・・・?と思うんです。
なので、内容はフェミニズムに限らなくてもいいから、(というか、日常生活のことを書いてたら自然とフェミニズムにつながってくるだろうし。)フェミニストブログがもっとたくさん増えたらとても嬉しいなぁ、と思いました。
なんの生産性がなくてもいいんだと思います。
でも、それを読んだ誰かが何か感じることがあるかもしれない。100年後の誰かが読んで何かが変わるかもしれない。
そんなふうに思います。