TBS「グッとラック」へ公開質問状を送りました。

9/22、朝の情報番組「グッとラック」内で、映画「82年生まれ、キム・ジヨン」を紹介するコーナーがあったのですが、その際のコメンテーターの発言がとてもひどいものでした。


女性差別の問題を無視して男性の生きづらさの問題にすりかえる、短いスカートを履いている女性にも教育が必要なのでは、女性の足は女性が引っ張っている、男性も電車のつり革を持って頑張っている、社会の問題ではなく個人個人の家庭の問題…
いつものことですが、こんな発言が堂々とされ、しかもしっかりと否定する人がいないまま地上波で流れてしまったことにショックと怒りを感じています。


今日の番組を見た人は、短いスカートを履いている女性は痴漢されても仕方がないと思ってしまわないでしょうか。私も、フェミニズムに出会うまでメディアにそう思いこまされてきた人間なので、とても心配です。

私がKuToo運動を始めてバッシングがたくさんきた時、「石川さんを一人にしてはいけない」と連帯してくれたのはいつも女性の先輩方でした。


そこで、仲間と一緒に番組宛に公開質問状を作ってみました。

急だったにもかかわらず、たくさんの女性差別や性犯罪の問題に取り組んでいる方たちやフェミニストの先輩方、仲間たちから賛同をいただきました。

今回問題視しているのは、性暴力や性犯罪への認識の低さです。


出演者の皆さんは、痴漢が犯罪であり暴力であることを認識しているのかをお尋ねしている質問状です。

質問状を読んで、みなさんも一緒に考えていただけたら嬉しいです。
これは地上波で多くの人が観る番組ということで、私一人が観なければ済むという単純な問題ではありません。
痴漢は被害者がいることです。その被害者が聞いたらどう思うか、この番組を観ていた人が痴漢などの性暴力は「短いスカートを履いているから非があったんだ」という間違った認識を持つようになってしまった場合、どう責任をとれるのか、地上波の影響力のある番組としてどう考えているのか、知りたいと思っています。

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