このページでは、#KuTooの署名活動につきましてよくある質問にお答えします。
(随時更新していきます。2019.7.1現在)

#KuTooに関するもの

Q.葬儀にスニーカーで行くのですか?

A.#KuTooは、同じ職種・仕事内容ならば女性にも男性と同じ革靴の選択肢を与えてくださいというものです。
男性が葬儀に革靴を履いているのなら、同じようにフラットで甲が覆われている革靴も選択させてください、という意味です。(パンプスやヒールのある靴は男性の履く革靴よりも足への負担や労災リスクが高いのことが科学的に実証されています。)
したがって、男性にスニーカーが許されていないのに女性にスニーカーを履かせてくださいというものではありません、この運動は署名発信者の職場のみの問題ではありませんので葬儀の話に限りません。

Q.接客や冠婚葬祭業などでは、従業員がパンプスを履くことは仕方がないのではないでしょうか?

A. 確かに、これらの業種では、顧客や参列者に対するマナー・礼儀が重視されており、その一環として、パンプスやヒール靴の着用が指定・強制されてきたという側面があります。しかし、マナー・礼儀が重要であるといっても、それを理由に、女性のみに健康上問題のある靴の着用を指定・強制することが許容されるものではありません。マナー・礼儀を守りながら、健康上の問題が生じない靴を選択できるようにすることは、可能だと考えています。場合によっては、マナー・礼儀の内容が変わっていくことも考えられます。

Q.なぜ会社に言わずに国に要望を出したのですか?

A.会社で義務付けられているのが署名発信者のみでしたら、会社へ交渉していました。が、署名発信者の最初のツイートが拡散されたことにより、会社でヒールのあるパンプスを指定されている人、マナーのような見えない同調圧力で履かなければいけないと思っている人はとても多いことを知りました。

フォーマルな場での女性の足元はヒールのあるパンプス、ということが一般的なマナーとして存在している以上、上司へ交渉するにも勇気がいります。ここまで署名が集まった今でも「それでもマナーだから」「そういうものだ」「パンプスを履きたくないなんてわがままだ」という意見は絶えません。この話題がニュースなどでここまで取り上げられていない状態で個々が上司に相談したところで同じように言われる可能性は高く、それによって社内でめんどくさい扱いを受けたり、仕事に対してやる気がないという評価をされてしまうリスクもあります。

それに、ヒールのあるパンプスの着用を求められる会社は、主に自分の会社内ではなく外部との接触がある仕事が多いです。(ホテル・客室乗務員・冠婚葬祭業・デパート・営業・携帯ショップ店員など)
自分の会社内で許されても、社会的なマナーとしてヒールやパンプスが常識だというものが見直されない限り、「失礼なやつだ」という評価をされるリスクがあります。(実際にこの署名活動が始まった際に、「就活でヒールのあるパンプスを履いてこなかったら自分が人事だったら採用しない」などの意見も見られました。)

国から通達を出してもらうことによって、多くの人がリスクなく足を痛めているパンプスを履かなくても済むようになると考え、今回厚生労働省へ要望書を提出しました。

Q.実際に義務付けられている会社はあるのですか?

A.こちらの記事をご参考にしてください。

>>ヒールが嫌なら届け出よ 高さ細かく指定する会社も(朝日新聞)

>>空港やホテル勤務...ヒール着用を職場で強制されている女性たち(BuzzFeedNews)

>>【独自調査】職場のパンプス強要、6割が「ある」。メガネや髪の色まで規定した”ブラック社則”も(BUSINESS INSIDER JAPAN)

Q.ハイヒールが好きなので、#KuTooで否定されるのは困ります。

A.#KuTooは、ヒールやパンプスの強制(事実上の強制を含みます。)に反対し、選択肢を増やすことを目指しています。女性が自らの意思でハイヒールを履くことを否定するものではありません。

Q.男性だってスーツ、ネクタイ、革靴等を指定・強制されています。ビジネスマナーとして仕方ないのでは?

A. 男性のスーツ、ネクタイ、革靴等の指定に問題があるのであれば、#KuTooとは別に問題提起をすればよく、#KuTooの主張を否定する理由にはなりません。
そのような問題提起がなされたら応援しますのでご連絡ください。

Q.ヒールやパンプスに健康上の問題があることは、科学的に証明されているのですか?

A.厚生労働省への署名提出の際、要望書とともに「ハイヒールによる姿勢の不安定性に関する研究 永田久雄」を提出しております。パンプスの形に関しての論文はただいま探し中です。

Q. http://Change.org の署名ページでは、10cm程度のヒールをアイキャッチ画像に使っていましたが、そこまで高いヒールを強制している会社はほとんどないのではないでしょうか?

(変更前画像)

A. 女性の靴の指定は会社によって様々ですが、接客業等では、3cm以上のヒールのあるパンプスが指定されていることは一般的です。確かに、10cmのヒールを指定・強制している会社は稀であると思われるので、上記画像はそのような指定・強制が一般的であるとの誤解を生じさせる恐れがありました。また、KuTooは、パンプス、ヒール等の指定・強制を広く問題とする運動ですが、上記画像は、「ハイヒール強制」のみに反対する運動であるとの誤解を与える可能性がありました。 そのような誤解を生じさせる画像を表示したことは不適切でした。 そのため、既に画像を変更しています。誤解を招いてしまうような画像を使ってしまい、申し訳ありませんでした。

(変更後画像)

Q.#KuTooは性差別ではないと思うのですが、性差別だと主張される根拠を教えてください。

A.

男女差別とは・・・性別基づいて差をつけること、あるいは平等ではない扱いをすることなどを意味する表現。「性差別」とも言う

Weblio辞書

この定義を#KuTooに当てはめます。ここで言う「差」とは、男性の履いている革靴よりも女性の履いているヒールありのパンプスの方が足への負担や労災リスクが高いことを指します。
革靴とヒール付きのパンプスを比べたときに、足への負担や労災リスクが同等だとしたら性差別とは言えないかもしれません。ジェンダーハラスメント(性別による嫌がらせ。例)女性なのだからこれを履け、男性なのだからこれを履け、と履きたくない人に義務付けること)と言える可能性があります。

ただし、日本は現状性差別が法律で定義されていません。この件を性差別と断言することはできないかもしれませんが、辞書などに出てくる定義に基づいて考えば、可能性として高いと考えています。

専門家や新聞記事でも性差別にあたるとの指摘があります。そのことから、性差別に当たらないとは言えないのでは、と考えています。

>>社説 パンプスの強制 健康を害する性差別だ

Q.悪意があって義務付けているわけではないので、差別とは言えません。

A.差別の定義に悪意の有無は関係ありません。

差別とは
①  ある基準基づいて、差をつけて区別すること。扱い違いをつけること。また、その違い。 「いづれを択ぶとも、さしたる-なし/十和田湖桂月」 

②  偏見先入観などをもとに、特定の人々に対して不利益不平等扱いをすること。また、その扱い。 「人種-」 「 -待遇

Weblio辞書

Q.#KuTooは性差別の問題ではなく、労働問題、健康問題です。

A.#KuTooは性差別の問題であり、労働問題であり、健康問題です。
色々な側面からの問題点があります。どれか一つに絞る必要はありません。

Q.私は、ヒールやパンプスの指定が差別とは考えていませんが、私なりのやり方で#KuTooに貢献したいと思っています。問題ないでしょうか?

A.もちろん良いかと思います。
ただ、私の運動に対する姿勢を変えさせようとはしないでください。ご自身の思われる方法で#KuTooをそれぞれが広めて貰えれば大丈夫です。邪魔し合うのはやめましょう。私も健康被害や労働問題であることをもちろん否定しません。
ただ、署名ページは私が作成したページですし、私が取材等で発信する際は引き続き性差別の問題としても訴えていきます、ご了承ください。
できればわざわざ性差別の問題ということをを否定するならば、なぜ性差別にあたらないと考えるのか、革靴よりもヒールありのパンプスが足への負担や労災リスクが高いことを踏まえた上でのご説明もつけていただけるとありがたいです。特に性差別に触れない場合は大丈夫かと思います。

石川個人に関するもの

Q.石川さんは5-7cmのヒールを指定されていたということですが、一般的な葬儀のマナーから外れています。本当でしょうか?

A.私の働いていた会社は、服装などの規定が書いたハンドブックに「黒の革靴(パンプス)を使用します。ヒールの高さは5センチ〜7センチを目安にしてください」と記載されていました。2019年5月、「飾りのない黒の靴」に変更されました。
確認なさりたい方は石川のツイッターにDMでお知らせください。写真画像をお送りいたします。
働いていた感覚ですが、会葬者の方も靴に関してそこまで一般的な葬儀のマナーを気にしているような感じを受けませんでした。少し高めのヒールを履いている若い方もいれば、ヒールのない運動靴に近いような黒の靴を履いている年配の方もいらっしゃいます。

なので自分自身も、規定の5センチ〜7センチに疑問を持ったことはありませんでした。

Q.石川さんは5-7cmのヒールが指定されているにもかかわらず、2cmのヒールの靴を履いていたそうですが、嘘つきではないのでしょうか?

A.そもそも私自身が今現在5センチから7センチのパンプスを履いていると言ったことはありません。

この運動は「石川が今現在仕事場で5センチから7センチのパンプスを強制されているので助けよう」というものではありません。
過去にホテルでアルバイトをした際にパンプスを指定され、足が痛かったのでホテルで働くことを諦めた経験、そして葬儀の仕事でもパンプスが規定として定められていることに対して疑問を持ったこと、同じように悩んでいる人が少なくないことを知ったことから、「社会における働く場で女性にのみ足への負担や労災リスクの高いヒールやパンプスを義務付けることを無くそう」という運動です。
私自身が今現在困っているわけではないけれど、言えずに困っている人がパンプスを履かずに仕事ができるようになるために運動を始めました。

(ただし、2センチでも足の痛みはありますし最初のツイートをしたのは小指の爪から血が出ていたことがきっかけです。)

Q.石川さんがハイヒールを履いた写真がありました。おかしくないですか?

A. #KuTooは、同じ職場・同じ仕事内容で女性のみにヒールやパンプスの強制(事実上の強制を含みます。)に反対し、選択肢を増やすことを目指しています。
私がプライベートでヒールのある靴を履くこと、グラビアなどの見た目で表現する仕事で履くこと(業務上必要とされる仕事)、自分で足を休めるペース配分が出来る状況でヒールを選択することとはなんの関係もありません。

Q.石川さんはグラビアアイドルなのに、社会運動をやるのはおかしくないですか。

A.なにがおかしいのでしょうか?
社会運動をする人の条件は特に決まっていません。

Q.#KuTooは石川さんの売名行為ではないのでしょうか。

A.

売名行為とは・・・自分自身の名前を売るために行う行為。自分をもっと有名にするためにわざと行う行動、などを意味する表現。通常、悪い意味で使われる。

Weblio辞書より

こちらの意味に当てはめると、芸能人は全ての人が売名行為をしていると言えるのではないでしょうか?
みんな自分の名前を売るため、もっと有名になるためにオーディションを受け、テレビに出たり芝居をしたり、ブログを書いたりツイッターをしたりしています。
私は女優やグラビアの仕事をしながら、一方でジェンダーの問題解決に取り組んでいました。#KuTooはその流れの中で生まれた私の活動の一つです。
何か悪いことをしたり嘘をついて作られたものではありません。
なぜ悪いように言われるのか、私にはわかりません。

Q.石川さんは、#KuTooで金儲けをしようとしているのではないでしょうか。

A.#KuTooに伴う活動費は自身のアルバイトで稼いだ生活費、そして皆様から支援していただいたお金でまかなっています。
活動にあたり取材を受ける時間はアルバイトにいけない、取材費は基本的に出ない(これは取材を受けることがある方はご存知かと思います)、基本的にはマイナスです。
だけれど世間の人に広く認知してもらうためには取材を受けることは必要だと考えています。
なので#KuTooの活動でお金を稼げたら幸せだなと思います。

社会活動をする人がお金を稼いではいけない理由はありません。
社会を良くしたい・たくさんの人を救いたいという思いとこの活動で生活ができるようになりたいという思いは両立するものです。

社会を良くしようと活動する人たちがお金がないので活動ができなくなる、ということを少しでも減らすために、社会活動をする人たちが生活できるようなお金の回り方の仕組みができたらいいなと考えています。

支援などをお願いすると「楽して稼ぐつもりか」などのバッシングを受けることが非常に多いですが、社会活動は楽ではありません。
「だったらやらなければ良い」と言ってしまえば、日本の成長はここで止まってしまうでしょう。
社会活動家がいて、その活動に意義を見出した人が支援すれば良いのであって、その活動に価値を感じない人は支援しなければ良いだけの話です。

私に支援しろ、グッズを買え、でなければ許さないと脅迫され支援をした人はいないと思います。

>>Tシャツなどのグッズはこちら!

>>石川の活動への支援はこちら!(毎月500円から支援ができます!)